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萬福寺(京都)の境内(伽藍配置)

西から東に三門、天王殿、大雄宝殿、法堂(はっとう)と並ぶ。中国式の伽藍配置。

◆三 門
1678(延宝6)年建立。三間三戸の二重門(普通は五間三戸)。門の正面の柱と柱の間が3つあり、すべて通路である。額「萬福寺」は隠元禅師の筆。



◆法堂(はっとう)
1662(寛文2)年建立。一重入母屋造、䙁(さん)瓦葺。ここで説法が行われる。勾欄(欄干)は中国風の「卍くずし」。

◆祖 師 堂
大雄宝殿の北にある。インドから中国に禅を伝えた祖達磨大師像が祀られている。

◆開 山 堂
三門の北にある。1675(◆◆)年建立。一重入母屋造、本瓦葺。裳階が施されている。内部には隠元禅師の木像が安置されている。勾欄は中国風の「卍くずし」。

境内の道は中央にひし形の石、両側に細長いかずら石が並ぶ。住持、高僧、参拝者はひし形の石を踏んでもよいが、修行僧は両側のかずら石の上を歩く。

◆斎 堂
大雄宝殿の南の斎堂にある。僧侶の食事の場。魚形の開梆(かいぱん)を叩いて食事や法要の時を知らせる。木魚の原形といわれる。
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