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萬福寺(京都)の境内(伽藍配置)

西から東に三門、天王殿、大雄宝殿、法堂(はっとう)と並ぶ。中国式の伽藍配置。

三 門

1678(延宝6)年建立。三間三戸の二重門(普通は五間三戸)。門の正面の柱と柱の間が3つあり、すべて通路である。額「萬福寺」は隠元禅師の筆。

天 王 殿

寺院の玄関に当たる。1668(寛文8)年建立。一重入母屋造本瓦葺。内部には弥勒菩薩の化身・布袋尊、四天王韋駄天が並ぶ。 

大雄宝殿

1668(寛文8)年建立。一重入母屋造、本瓦葺。堂々たる裳階(もこし)が施されている。内部には本尊(釈迦如来座像)、脇侍(阿難尊者迦葉尊者)、十八羅漢像が並ぶ。

法堂(はっとう)

1662(寛文2)年建立。一重入母屋造、䙁(さん)瓦葺。ここで説法が行われる。勾欄(欄干)は中国風の「卍くずし」。 

祖 師 堂

大雄宝殿の北にある。インドから中国に禅を伝えた祖達磨大師像が祀られている。

開 山 堂

三門の北にある。1675(◆◆)年建立。一重入母屋造、本瓦葺。裳階が施されている。内部には隠元禅師の木像が安置されている。勾欄は中国風の「卍くずし」。

境内の道は中央にひし形の石、両側に細長いかずら石が並ぶ。住持、高僧、参拝者はひし形の石を踏んでもよいが、修行僧は両側のかずら石の上を歩く。 

斎  堂

大雄宝殿の南の斎堂にある。僧侶の食事の場。魚形の開梆(かいぱん)を叩いて食事や法要の時を知らせる。木魚の原形といわれる。

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